本読みの感想(ネタバレあり)を中心に、日々のことごとを。
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みみざわり
2006年04月20日 (木) | 編集 |
みみざわり
聞いていやな感じがすること。聞いて気にさわること。(広辞苑より)
「耳障り」と書く。


すみません! 「舌触り」と同類かと勘違いしてました。
そういえばたしかに、「美味しい」の表現に「舌ざわりがよい」はよく使うけれど、
「美しい音(楽)」の表現で「耳ざわりがよい」とはあまり聞かない。
いや、聞かないのではなくて、間違いだから!

思うに、単独の「障り」は、もはや日常的にあまりなじみのない言葉になっているのではないか。
だから、同じ音の「触り」に引っ張られてしまうのだ。

ざざっと拾ってみる。
触り…舌触り、口触り、歯触り、手触り、足触り、肌触り、畳触り
障り…耳障り、目障り、足障り、気障り、心障り、当たり障り、差し障り、雨障り

「触り」は当然、触覚に関する言葉ばかり。
しかも舌・口・歯とある。日本人は、触覚で多くを味わったのか。
「障り」は障害に関することがらで、こちらの方が用語としては多いくらいだ。
五感のうち、「嗅覚」だけどちらにもないのは、なぜだろう。

濡れぬ雨
2006年04月06日 (木) | 編集 |
濡れぬ雨
松風のこと。松を吹く風の音が、雨の降る音に似ているからいう。

日本語らしい表現だなあ……(うっとり)。
でも、わたし、松にあたる風の音をちゃんと聴いたことがあるだろうか。
「松風」とはまた、茶の湯でお湯がたぎる湯相(ゆあい:お湯の音や泡の表情)のことを言うらしい。
「松」を愛でる、和の心。なにやら、郷愁さえ覚えてしまう。

本物の濡れる雨の音に耳を傾けながら、幻の松風へと想いを馳せた。