本読みの感想(ネタバレあり)を中心に、日々のことごとを。
神さま降臨
2006年05月13日 (土) | 編集 |
タップダンスの大御所、ジミー・スライドの舞台を観てきました。

ジミー・スライドは79歳だから、もうすっかりおじいちゃん。
しかしその技たるや、まったく衰えるところを知らない(って若かりし頃をわたしは知らないんだけどもさ)。
老練の巧みさ、力の抜けた自然体、全身からにじみ出る穏やかだが他を圧倒するオーラ。
すべてがすごい。
圧倒するオーラといっても、全体を包み込んでくれるおおらかさもある。
彼がホストを務めていたというジャズ・クラブを、ステージ上に再現していたが、
ちょっと一緒に踊ってみようよ、ほら、おまえもやってごらんよ、
君はどんなのができるんだい? へえ、面白いヤツだなあ、
という感じに、みんなを乗せていくのがうまい。
バンドもダンサーもアドリブで空間を埋めていく、高揚感。
対抗するのではなく、共鳴し、展開していく。
それを引き出していくジミー。
アドリブの面白さ、楽しさを、存分にみせてくれた。
もしできるものならば、わたしもやってみたいよ。

ジミーは、先日のセヴィアン・グローバーの恩師にあたる人でもあるのだが、
セヴィアンのガツガツした感じとは全然違った、ホロホロとしたステップが心地よかった。
最近のタップは、どちらかというとリズム系がはやりらしいけれど、
シアター系の軽やかなのも、けっこういいじゃん。
かえって新鮮なくらい、気持ちよかった。