2006年04月28日 (金) | 編集 |
加納朋子『魔法飛行』を5年ぶりくらいに読んだ。
初読の際は、あまりおもしろく感じなかったが、今回はなかなか楽しめた。
こういうのも、短編連作というのかしら。
不思議な事件+その謎解き、というセットのくり返し。
説かれた謎に、なーんだそういうこと、と少しがっかりすると、
実はまだ謎が残っている、という多重構造が面白い。
最後、4つめのエピソードで、それまで3つ分の謎が線になってつながり、
ぐるりと最初に戻って1周する感じになるのが、巧みだ。
謎解き役の瀬尾さんの優等生ぶりがやや鼻につくのと、
4つめの謎の答えが、少々都合よく運びすぎるきらいがある。
初めて読んだときはそのあたりが気に入らなかったのかもしれない。
しかし、こうしてもう一度読んでみると、
各所に巧妙に散りばめられたパーツが、最終的にそれぞれの場所にきれいに収まって、全体を形作っているところに、心地よさを感じる。
(こういう新発見があるから、再読は楽しい)
また、「ミステリー」なのに、あまずっぱい雰囲気があるのも、なんだかよい。
(ミステリーに対する偏見ですかね)
主人公が「子供以上大人未満」の短大生だからか、
携帯電話も普及していない頃のお話だからか、
小説形式の手紙に、謎解きの手紙、という文通形式のせいか、
本人が気づいているか否かは定かではないけれど、片思いの切なさのせいか、
いろいろと要素は思いつく。
とにかく謎解きが目的、というガチガチの推理小説にはない、ロマンティックなところが愛らしい作品である。
初読の際は、あまりおもしろく感じなかったが、今回はなかなか楽しめた。
こういうのも、短編連作というのかしら。
不思議な事件+その謎解き、というセットのくり返し。
説かれた謎に、なーんだそういうこと、と少しがっかりすると、
実はまだ謎が残っている、という多重構造が面白い。
最後、4つめのエピソードで、それまで3つ分の謎が線になってつながり、
ぐるりと最初に戻って1周する感じになるのが、巧みだ。
謎解き役の瀬尾さんの優等生ぶりがやや鼻につくのと、
4つめの謎の答えが、少々都合よく運びすぎるきらいがある。
初めて読んだときはそのあたりが気に入らなかったのかもしれない。
しかし、こうしてもう一度読んでみると、
各所に巧妙に散りばめられたパーツが、最終的にそれぞれの場所にきれいに収まって、全体を形作っているところに、心地よさを感じる。
(こういう新発見があるから、再読は楽しい)
また、「ミステリー」なのに、あまずっぱい雰囲気があるのも、なんだかよい。
(ミステリーに対する偏見ですかね)
主人公が「子供以上大人未満」の短大生だからか、
携帯電話も普及していない頃のお話だからか、
小説形式の手紙に、謎解きの手紙、という文通形式のせいか、
本人が気づいているか否かは定かではないけれど、片思いの切なさのせいか、
いろいろと要素は思いつく。
とにかく謎解きが目的、というガチガチの推理小説にはない、ロマンティックなところが愛らしい作品である。
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